ども、橘です。
今回は全体札編成の組み方についてです。
いまや殆どのアイドルが全体札持ちとなった訳ですが、それに伴いPカップで使う編成も自分で考える必要が出てきました。
同ランキングの1位の編成を真似すれば良いじゃんって?
勿論それも選択肢の一つではありますが、手持ちが人それぞれ違う以上1位の編成=正しい訳では無い事は明白ですし、半年で歌姫の環境はガラリと変わります。
直近P杯全体ランキングTOP10や初動時速TOP10あたりに質問しに行くのが良いんですが、ぶっちゃけそういう人達にDM飛ばすの怖いですよね。話してみれば面白い人、優しい人ばっかりなんですけど、絡みが無いならそう思っても仕方がありません。
という訳で、パパッと参考に出来る記事欲しいよね〜って需要に応えるべく筆を執りました。各アイドルについて細かくは書きませんし、「基礎の考え方」について話すだけなので、その先は自分で考えて下さいね。
それと、あくまで僕の考え方についての話なので、ひとつの参考にする、程度で受け止めて貰えると嬉しいです。
サクッと終わらせたいな〜(願望)
では行ってみよう!
1.SPはどれくらい貰える?
先ず最初に確認する事は、「S3冒頭にSPがどれだけ有るか」です。
編成によってブレが生じますが、大体400+-50に収まると思います。SP虹3枚前提です。
早速脱線しますが、全体札ならMe要素0でもほぼMe死しません。Me要素0というのは、オデマスMeもMe初期値EXも貼っていない状態を指します。
なのでpEXはSPで染めても構わない事になります。3倍来たので銅からあるEX虹3くらいは揃えておきましょう。
閑話休題。
必要SPがS3冒頭に獲得できるSPを50以上下回っている場合は、pEXを初期値や(好みですが)テンション等に置き換えます。
ただこれが出来るpカードは限られていると思って下さい。
元のpパッシブや札が余程強力で無い限り、盛ったSPでサポのパッシブや全体札を取得した方が速い場合が殆どです。
余談ですが、サポートカードによって平均取得SPは大きく変わります。
例としてLATEキャメラを挙げますが、この2枚はパッシブ面でVi極全体の核を担っているのに加えて、LATEのユニマスSP15、キャメラのイベブにより取得SPを上昇させる事にも一役買っています。
SP供給はカードを評価する上での優先順位としてはかなり後ろの方ではありますが、それ以外の性能が似通っている場合一つの基準にはなる事は覚えておいて良いでしょう。
2.使えそうなパッシブ、札は?
次に、「手持ちの中から採用出来そうなパッシブ、札を選ぶ」ことをします。
選定基準を示しておきましょう。
基本的にはナンバリングが小さい方が重要度が高いです。
1.(実質)無条件で鳴く高倍率パッシブ
最優先です。バフ付与条件や注目度付与時条件パッシブは、表記上の発動率にトリガー札を引く確率を乗じた値が実質的な発動率だと思って下さい。
となると1Tから無条件で鳴くパッシブは、相対的に発動率が高い事が分かると思います。
2.ターン条件で鳴く高倍率パッシブ
勿論歌姫として実用的なターンでの条件である必要があります。
2T〜4T以前、2T〜3T以降といったところでしょうか。
3.付与時条件で鳴く高倍率パッシブ
発動条件を満たすのに確率が絡むパッシブです。
但し、付与する手段が多い、付与した際のリターンが大きい場合は優先度が上がります。
4.Me条件で鳴く高倍率パッシブ
これも発動条件を満たすのに確率が絡みますね。
ひとつ面白い考え方を紹介しておきますが、Me〇〇%以上の白バフと〇〇%以下の金バフを持っているカードは、「要求SPは倍だが実質無条件パッシブ」と出来ます。
例えばこれ。
74%より高く75%未満の場合を除けば、「22%の確率で鳴く、(大体)70%5回パッシブ」と考えても差し支えない訳です(条件達成のしやすさで重みを付けるべきではありますが)
まあ悪く無いですよね。
5.サポ全体札
単純に全体札の数を増やせば全体札を引ける確率が上がる為、締めターンを短縮できる可能性が上がります。
但し、この為にパッシブを減らして自札の火力を下げては元も子もない事を忘れないようにしましょう。
確かに全体札はオデ進行を早めるという点で優秀ですが、TA取得、特に歌姫では、パッシブが少ないとただの2.5倍札です。
ちなみに全体札を3枚にすると、4Tまでに必ず1枚は全体札が引けます。強いですね。
6.付与時条件を満たす札、パッシブ発動率上昇札
付与時条件パッシブを多く運用するならば、重要性は上がります。
同様に無条件パッシブが多い場合、パッシブ発動率上昇札は非常に強力です。
7.自札の倍率を維持するパッシブ
自札の倍率が変動する際、考慮する必要が有ります。
特に最大倍率が高い場合、これを維持する事を優先すると良いです。
いくら無条件高倍率パッシブで埋めたとしても、全体札の倍率が低かったら話になりませんからね。
特に注目度条件札はパッシブとの噛み合いによっては強いです。
一方渾身の為に回復パッシブをたくさん積むのはコスパが悪すぎるのでお勧めしません(そもそも渾身使わないといけないのは千雪くらいですが)
3.結局どのパッシブ、札を取れそう?
S3冒頭で取得できるSPで欲しいパッシブや札が取り切れれば良いんですが、大体の場合そうはいきません。
「最終的な要求SPが、S3冒頭SP+140以下を目安に開けるパネルを決める」ことをします。
基本的に積めるオデマスSPはMAX2枚。
S3中盤には必要なパネルを全て開け切りたい為、最大でも+140、出来れば+100程度。
+70とかだとオデマスSP1積みの選択肢が、+50だとかしましといった雑誌マスタリSPが視野に入ります(この場合、S3冒頭での獲得SPはかしましを除いた値とします)
ここで判断が難しいのが「ユニット全員編成時」条件パッシブです。
基本的には得られるSPに対して取得できるパッシブを早い段階から最大化出来るように考えます。
例えば幕間冬優子。
トワコレのパネルなこともあって、自札と有効パッシブを取り切るとサポを開けるSPが他Vi全体よりもだいぶ少ないです。
となると春日影の札を無理して取りに行くよりも、春日影を潰してストレイ全員条件を達成できる様に編成した方が良いでしょう。
同ユニットのカード入れることでPパッシブが一つ増える=そのカードに、その分だけのSPで取得できるパッシブがある
と考えることが出来るので。
一方そのパッシブを取るために2枠、3枠弱いカードを入れなければならないなら一度よく考えた方が良いです。サポ1枠あたりの供給パッシブで考えると効率が悪くなります。
それと、ここでノイズに関する話もしておきましょう。
(あくまで僕の考え方ですが)強力なパッシブ、札を供給する前提で、ノイズ×1かつ10%未満なら採用です。
たとえ強力でもpカードが最強すぎて要らないなら、それに越した事は無いです。ただ、少しノイズがあるからといって編成から外すのはやめた方が良いです。
重要なのは、カットインで長くなる秒数と、締めターンが短くなる(30秒にきっちり嵌めやすくなる)ことによって短くなる秒数を天秤にかける事です。
これはノイズ×2、10%以上の場合も同様です。カットインで長くなる分、パワーが上がって短くなる分をきちんと比較しましょう。
例えばDIVEIN。
確かにステも高く、表にノクを4人とも出せば実質無条件では有りますが、体サポ15%、パフェマス8%です。
一方GAP。体サポ9%でこのパッシブです。
こうなると、両方所持しているならDIVEINをわざわざ採用する理由が有りません。
ホラーにちかも同様です。
割けるSPに限りがあるので、ノイズを考慮した取捨選択も重要になります。
一方美琴が居ない現状のDa極であれば、ひかりしめすはが入る場合もあるでしょう(極稀だとは思いますが)
また、自パッシブが弱すぎて極限までサポートでパッシブを盛らないとそもそも編成として成立しない場合もノイズ×2カード(トワコレ)を採用出来る場合があります。
特にVi極全体編成は非常に強力で、そのカードにより「Vi極全体」として編成を成立させられる場合、例えノイズがあったとしても積極的に採用するべきです。
繰り返しにはなりますが、ノイズにより遅くなる秒数と、パッシブ(札)で速くなる秒数を比較する事が重要です。
次ですが、開けるパネルの中でも優先度を付けなければいけません。
無条件パッシブ等、強力なパネルは1回目振り返り、すなわちS3冒頭で取得できるSPにて開けるべきですし、付与時条件、Me条件パッシブは後回しにして、オデマスによるSPにて開けると良いです(勿論最初に全て取れるに越した事はありませんが)
ちなみにサポ全体札を取るタイミングに関してですが、個人的には1回目振り返りで開けておきたいです。
S4に比べ、S3は「全体札を引けさえすれば飛ばせる」場面が多いです。一方後半になるにつれパッシブが厚くないと全体札のバリューを活かせない事から、サポから取る無条件パッシブよりも先に取得した方が良いなと。
注意しておきたいのは自パッシブが強力である前提だという事。
いくらS3と言ったって、ある程度のパッシブがないと全体札を引いたとしても弱いので。
4.余った枠には何を入れる?
前項で開けるパネルをある程度決めた訳ですが、せいぜい開けられてサポート×2、多くて3枚だと思います。
そうすると2〜3枠空きますよね。これを、
1.必要な数のオデマスSP
2.付与時条件を満たせる殴り札持ちサポ
3.高ステ高倍率サポ
4.雑誌orオデマス特化ステ
等で埋めていきます。数が小さいほど優先度は高いです。
加えてパッシブ条件に「〇ユニット以上」や「〇〇編成時」がある場合、これを満たすようにしてください。
ここで意識しておきたいのは、前に出す(ゲスト以外)の特化ステータスが高ければ高いほど全体札の火力も上がるという事です。
例え札枚数が足りていたとしても、前に不一致を出すのは明確な理由がない限り避けた方が無難でしょう。
余談ですが、夕町と乙女、トロ甜とゲー甜、と同時に編成に入れたいけれど入れられないかつ不一致オデマスが前に出てしまう場合、星灯織が視野に入る可能性があります。
GAPビードロ両採用の途方や、トロ甜&オデマス×2採用のDa編成等ですね。
5.実際に使ってみてどう?
そして完成した編成で試走してみましょう。
実際にSPは足りるのか足りないのか、ステは足りるのか足りないのか
パッシブは本当にこれで良いのか、この札は取る必要はあるのか
準決はどうやって切るのか
実際に使っていると、カード毎に役割が見えてくるはずです。
その役割の枠組みで上位互換のカードは無いのか、今後実装されそうか
などなど色々な視点で編成をアップデートしていってください。
実際に触ってみないでベストの編成を一発で作れる人間は殆ど居ません。
なのでこの項目が一番大事かもしれませんね。
自分で作った編成が上手くいったら嬉しいものですし、編成に対する理解とWINGの立ち回りに対する理解は密接に結びついています。
読者の皆さんも、「考えて」WINGを遊んでみてください。めっちゃおもろいので。